AXの部屋

 

CONTAX Y/Cマウントの一眼レフカメラ

このボディはCONTAX初のオートフォーカスボディ

AFボディではありますが

レンズはY/Cマウントのマニュアルフォーカス用を使います

AFとMFが共存したカメラで

カール ツァイス T* レンズの世界を楽しめます

 

AX −ボディの中でボディが動く。これがCONTAXの合理主義−
発売年月 1996年06月
シャッター 上下走行メタルFP電子制御
シャッター速度 AV・P 32〜1/6000
TV・M  4〜1/4000
バルブ・X(1/200)
ファインダ−倍率 0.70
ファインダ−視野率   95%
スクリーン 交換式 FWタイプ5種類
標準スクリーン 水平スプリットマイクロプリズムFW−1  
巻き上げ 秒5コマ
フィルム感度範囲 6〜6400(ISO)
サイズ 162×123.5×72mm
重量 1080g
使用電池 2CR5
定価 ¥250000

 

 

 

CONTAX AFプロジェクトは137AFから始まった

 

CONTAXは他カメラメーカーに先駆けてオートフォーカスの研究を開始

137MDをベースにしたAFボディ

137AFの試作段階まで進めました

当時のフォトキナでは試作機が参考出展されましたが

商品化されることはありませんでした

 

CONTAX 137AFのベースになった137MD

 

AFプロジェクトがストップしてしまった理由の1つが

AFレンズの設計をどうするか?

AFレンズの設計にはモーターを設置するためのスペース確保

そのモーターパワー内でのレンズの軽量化が必要となります

一番簡単な方法は画質を犠牲にすることになりますが

技術陣はこれをよしとはしませんでした

 

この難題に結論が出ないまま、時は流れ

カメラ業界はAF機が勢いを増してきました

この流れに対してCONTAXはRXを投入

デジタルフォーカスインジケーターで対抗しますが

やはりAF機の必要に迫られます

 

 

AXならではの機能

オートマティック・バックフォーカシング・システム(ABFシステム)

 

技術陣はよしとしなかった課題のクリアーに頭をひねります

基本的なピント合わせの方法は

レンズをフィルム面から離すことによって近距離のピントを合わせます

では逆転的な発想でレンズは移動させず

フィルムがレンズから離れていけばピントが合わせられる

そうすればレンズは今までのMFレンズを使うことが出来き

技術陣がよしとしなかった課題もクリアーされました

 

裏蓋を開けたフィルム室

 

上の写真と比べて欲しいのですが、フィルム室が奥に移動しています

この動作でピントを合わせます

フィルム室は4本のレールで可動させます

レールは京セラさんのお家芸、セラミック製になります

 

データバックはD-8、別売になります

コマ間に撮影データなどを印字出来ます

 

同じような機能のD-9(Aria用)と比べると

D-9の定価:48,000円、D-8の定価:68,000円

AX用の方が高額になっています

これはAXの場合、フィルム室の移動に伴い

圧板も移動させなくてはならないので

パンタグラフのような機構が必要となります

 

 

その他の機能

 

マウントアダプターを使ってM42マウントレンズを装着した場合

M42レンズがオートフォーカスで楽しめる夢の組み合わせが実現します

 

MACROモードにするとマクロレンズ以外でもマクロ撮影が可能に

ABFシステムの応用で、フィルム面を奥の位置に設定すれば

10mmの接写リングを装着したのと同じ効果が得られます

 

下部に外部電源端子があります

詳しくはこちらをご参照下さい

CONTAX寒冷地アクセサリーの部屋

 

上部側面にレリーズ端子があります

Lタイプのレリーズが使えます

詳しくはこちらをご参照下さい

リモートコントロールの部屋

 

 

 

 

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